2017年8月18日金曜日

野宿者支援の会さくら文集(5)

人がバラバラになっている今、集まるということ

アメリカのSoup Kitchen スープ、コーヒー、パンを無料あるいは安価で提供しています。

2017年8月22日(火曜日)ボランティア打ち合わせ会 足立区総合ボランティアセンター

野球

   落語で飲む、打つ、買うを三道楽といいます。道楽におぼれてわが身を滅ぼす男は昔から数知れません。 ぼくもえらそうに言うことはできません。ラスベガスでクラップスとかルーレットに熱を上げて相当な授業料を払いました。 現在ではすっかり悔い改めてパチンコを時々やっています。今日は何万円までと決めてそこまで負けるとその日は打ち止めです。     野球も好きでドジャースタジアムに通いました。アメリカではなんでも賭けになります。野球も結果を予想して賭けます。ドジャースは野茂英雄が奪三振王として大活躍したチームです。その後、イチローが出てきますが、現在のように日本人選手が続々とメジャーリーグでプレーするようになった道を切り開いたのはなんと言っても野茂の功績です。
ぼくが育った根岸がまた野球と関係があります。子規庵は俳句改革に取り組んだ正岡子規の住居跡です。その場所は上根岸(根岸2丁目)です。彼は慶喜が大政奉還を上奏した慶応3年(1867年)に生まれました。今年が生誕150年です。子規は野球に熱中し、野球の俳句を多く作りました。
今やかの 三つのベースに 人満ちて そゞろに胸の 打ち騒ぐかな—貴島(会長)


「今日は遅かったね」「来週も来るんだろう」

   さくらの会創設者の一人佐藤真子さんが亡くなる数日前に送ったメールです。 
  2002年8月 12日
    こんにちは。私はカトリック松原教会の佐藤と申します。9月8日の福祉の集いに参加できないので、少しばかり私が作っているボランティア活動グループについてお伝えできればと思います。   一年半ほど前より、私の職場のある足立区で、野宿者の姿を多く見かけるようになりました。気になって一人でその近辺を回ってみましたが、かなりの人数がいます。

    職がなく、家がなく、家族もなく、お金も食べ物もありません。彼らは孤独で苦しんでいました。私が声をかけると、気持ちよく返事をしてくれました。   怖々と声をかけたことが申し訳なくなるように、たくさんの話をしてくれました。その後まもなく、近所に住んでおられるあるシスターと、血圧計を持って回りました。

    彼らが、夜遅く自分の寝床と決めている場所に帰り、他人に心を開かずに生きているのも彼らの持った多くの傷のためであることが分かりました。   夜回りが定期的になるにつれて野宿者の方たちも、待っていてくれるようになりました。「今日は遅かったね」「来週も来るんだろう」「俺の血圧、大丈夫か?」

    私たちは何か物をあげていた訳ではありません。ただ、話を聞きにまわっていただけでした。私たちも信仰の話をしたわけではありません。   ただ、話し相手になり、私が看護婦なので血圧を測っていただけです。いろいろな人生があり、生き様がありました。

    それから多くのかたの援助や協力を得て、現在、月一回の医療相談会、炊き出し、ワークショップを荒川の土手の北千住側虹の広場というところで開催しております。 また、衣類の配布や床屋も行っています。週に2回のパトロール、福祉事務所や病院受診の付き添いを行っています。

    野宿者の多くは何かしらの病気を持っています。身体だけでなく、心を病み、人とうまく付き合えないかたが多いようです。  長年のハードな仕事がたたって、障害が残っているかたも多くいます。

    私たちは彼らに何がかできるわけではありません。しかし、自分の食事を分かつことはできると思うのです。 それが本当の解決になるのか、と尋ねられたときには   「分かりません」と答えるしかないと思っています。自分の食事を分かつことは、キリストさまの前に食事を運ぶことと同じではないでしょうか。

    今、少なくとも私たちのやっていることを野宿の方たちが喜んでくれ、それが彼らの自立のためにも、悪影響を与えていないらしい、というただ一点から、私たちはこの活動を続けています。   この活動で一番恵みにあずかっているのは、実は野宿者ではなく、私たちではないだろうか、と思っています。私たちはやれることしかやっていませんが、何をもってやれることと判断するのでしょう。

    ここにその人の心の働きが見えてくるでしょう。自分の姿が照らし出されてくるのです。自分の時間やお金を犠牲にすることは誰にとっても辛いことです。    しかし、弱い人々と共に分かち合うことができれば、辛さはどこかへなくなり、心は満たされます。

    このように今現在の活動は行われています。グループにも名前がつきました。足立野宿者支援の会「さくら」といいます。 毎月第一日曜日に炊き出しと医療相談会、毎週、水、木の二日でパトロールや福祉行動をしています。   9月は第二日曜に変更になりましたが、 荒川土手の虹の広場に遊びに来てください。衣類、米、その他食料品、現金、ボランティアをしてくれる人、すべていつでも募集しています。日曜大工、料理の好きな方、 大歓迎です。—マリア・パウラ佐藤真子

「さくら通信」(2003年5月発行)から転載しました。 榊原昌子さん(当時の会計代表)から提供していただきました。


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