人がバラバラになっている今、集まるということ
荒川放水路は全長22 km、岩淵水門(北区)から、中川河口(江東区、江戸川区)まで開削された人工河川。工事(1913年から1930年)は朝鮮半島からの労働者も多く動員されほとんど人手によって行われました。
2017年7月2日(日曜日)
大事にしたい和食の伝統
ぼくは寿司職人としてなんとか目の前のお客さんをうならせるような寿司を握りたいものだと念じつつ、毎日、毎日、精進したものです。 | 最近では中途半端に大学に進学してはたちを過ぎてから職人になるようなケースが多いようですが、 本物の職人になるにはどうしても18歳になる前にこの道に入る必要があります。 |
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寿司は材料を煮込んだり、ソースをくわえたりということをしません。 そこで材料の吟味が最も大事なのです。 | 例えば、かっぱ巻きのキュウリでも実はピンからキリまであって目の玉が飛び出るような高い値段のものがあります。 |
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上等品となると、包丁で切った瞬間にパーッとキュウリの香りが立ち上がります。こういう点はごまかしが絶対にきかないものです。 | お吸い物のダシは鰹節です。良い鰹節は軽く打ち合せると、かたく澄んだ音がします。これを寿司屋では両手で抱えられないほど大量に削ってダシを作ります。削るのは見習いの仕事です。 |
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築地にはマグロを扱う卸しだけでもそれぞれ得意とする種類、等級によって何軒もあります。 | 目利きと言われるような職人はその中から自分の店に合う材料を仕入れます。 |
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ぼくはアメリカでも長く働きましたが、伝統的な和食が大事にしてきた繊細な味、香りなどはあちらの料理にはありません。日本もアメリカの影響で和食の伝統が次第に忘れられてきているのは残念です。 | アメリカではぼくらが現地に行く前はワサビも粉かペーストを使ったでたらめな物でした。そこに日本から職人が進出して本物の寿司を紹介したのです。彼らもすぐ本物の良さを認めました。 |
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今では寿司米もワサビもカリフォルニアで栽培されています。寿司米は"California short grain rice"と言います。
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寿司米の英語名"short grain"は粒が短いという意味です。「玉錦」は小売り7 kg ¥1.700です。 アメリカ人には自分勝手なところがありますが、しかし、いいものは外国のものでも素直に受け入れるところがあります。ぼくを"Sushi Master"として尊敬してくれました。 |
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むしろ、日本のほうが伝統とか職人をないがしろにしているんじゃないでしょうか。最近、コーラを飲みながら食事をしている親子を見てぼくはゾッとしました。 | 和食こそ日本が世界に誇ることのできる文化です。皆で大事にしたいものです。--貴島(会長) |
さくらの思い出
北千住駅前の喫茶店サンローゼ--さくら発祥の地
今年(2017)3月に閉店しました。 |
私は保健所の保健婦(保健師)でした。私の仕事は治療を終えて病院を離れた結核患者を訪問して継続して観察することでした。結核を発病している人が、体の外に菌を出すことを「排菌」といいます。 |
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せきやくしゃみをすると結核菌が空気中で飛び散り、それを他の人が吸い込むことにより感染します。 | 排菌そのものは1か月治療をすれば治ります。 |
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私が初めてホームレスの患者さんに出会ったのは2000年ころです。 彼は路上で倒れて東京医科歯科大学病院に担ぎ込まれました。
母親は蒸発したとかで学校もロクに通っていません。しかし山谷も次第に仕事がなくなり、路上生活に追い込まれたのです。 |
症状は重く、肺の半分は真っ白でした。片肺でようやく呼吸していました。彼は高度成長(1960年代)のころ、山谷に来て住み込みの仕事をしていたようです。 ホームレス自立支援法(2002年)が制定される前のころでホームレスの患者さんにどう対応するか、その体制が全くありませんでした。 |
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私が今でもはっきりと覚えているのは、彼に「アパートに住みたいですか?」と尋ねた時に普段はあいまいな返事しかしないのに、その時だけは、はっきりと「住みたい」と答えたことです。 | ホームレス対象の医療相談会が開かれていて、そこで佐藤さん(看護師)、シスター勝谷(修道女)、シスター中村、花田先生(医師)、佐藤先生(医師)などに出会いました。 |
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ナース佐藤は東京足立病院のアルコール依存症専門病棟に勤務していました。 | 2002年、佐藤さんから、北千住駅前の喫茶店に来るように連絡がありました。 その後、まもなく彼女は突然、死亡しました。 |
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残された仲間たちが同じ喫茶店に集まってこれからどうするか、相談しました。炊き出しのカレーの準備など佐藤さんが一人で引き受けていました。 | 会をさくらと名付けてとりあえず継続しようということが決まりました。現会長の貴島さんも出席していました。 |
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私はこうして最初、山谷で働き、その後、荒川に移動しました。佐藤さんと一緒に河川敷のテントを訪問して会のちらしを配りました。山谷と比べて河川敷の人たちは独立心が強いことを感じました。 | もちろん、近くに住んでいる人は互いに連絡し合っていますが、一人一人は自分の生活を守ろうという気持ちをしっかりと持っていました。 テントも頑丈に作られていました。 —榊原(保健師) |
お米を炊いています
私はお米の炊き出しを担当しています。一回の炊き出しは、3升から4升です。 お天気と陽気によって加減します。30人から40人分です。その日のライスカレーに使う分とお土産の分です。 |
お米を寄付してくださる方があり、感謝しています。お米がなくて困った場合はシスター中村のほしのいえに相談しています。 炊飯器は業務用です。そのために200ボルトの電線を引く工事をしました。--K.T. |
今日(7/2)は都議選です。ぼくは共産党に投票します。共産党はえらいです。他の政党は選挙の時だけですが、共産党は普段からせっせとちらしをポストに入れたり、相談会をやったりして熱心に活動しています。でも共産党が政権を取ったらこれは独裁ですから、最悪です。ソ連とかルーマニアとかの共産党独裁国家の歴史を見れば分かります。だから、ぼくは共産党が政権を取りそうになったら、投票はしません。—O.Y. | 日本は息苦しい。就活ルックというのがあります。大学生がどいつもこいつも同じ野暮なスーツを着てうろうろと歩いています。誰かの指示があるわけではなく、学生たちが自らそうしています。彼らにとっては周りのみんなと同じにしなければならないと思い込んでいるのです。他人の目ばかり気にしています。こういう連中が会社員になると、ただただ会社の気に入られるようにのみ行動するでしょう。こんなことで現在の厳しい国際競争を勝ち残れるのだろうか?—友澤 |
きょうは雑節の一つ半夏生(はんげしょう)。いよいよ夏です。これから私の人生の本番にしたいと思います。m.o. | みなさま、お元気ですか。これからは暑いので体に気を付けてください。来月は映画をみて楽しみましょう。 |
七月は雨が降らないように祈ります。 | 健康でがんばろう! |
ボランティアグループ「さくら」は毎月第1日曜日午後1時から3時まで昼食会を開いて野宿をしている人々の相談に応じています。場所は荒川河川敷虹の牧場です。
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