2017年12月19日火曜日

さくらだより(1)

人がバラバラになっている今、集まるということ


アメリカのホームレス問題は深刻だ。シアトル市では数か所に公認のテントシティを設置している。The Seattle Times,Oct.17,2017がここでホームレスの人々と交流するワシントン州立大学の学生たちの様子を伝えている。

2017年12月3日(日曜日)荒川放水路虹の広場
さくらは2001年10月に設立されました。野宿者を対象に炊き出し、医療相談(アル中など)を行ってきました。きょうは足立区ボランティアセンター職員の取材がありました。


  修道院では労働にいそしむことはすなわち神への祈りだと教えてきました。ぼくはマンション清掃の仕事をしています。 現在の現場を引き継いだ時、その清掃状態は満点とはいいがたいものでした。 ぼくは特に床のコーナー、エレベーターのドア、みぞなどの汚れを徹底的に除去しました。最初から比べると見違えるほどきれいになったと思います。ところが最近、ぼくはトラブルに巻き込まれました。 ↗↘   管理会社は財閥系の大手ですがぼくの会社はその下請けでぼくはそのパートという立場です。現場を担当する若い社員が先日現場に来てぼくが無断でワックスを塗ったことについてケチをつけました。ぼくは管理人や入居者から「よくやっている」と褒められていたので仕事には自信を持っていましたが、彼はぼくの普段の仕事ぶりには触れず、ワックスを塗ったことだけをしつこく非難しました。↙

  この問題はささいなことに思えますが、実は最近の労働環境の実態を反映した根深いものがあります。ぼくは下請けのパート、担当社員もぼくに対しては大きな態度をとっていますが、彼も恐らく正社員ではなく、同じ下請け会社の契約社員でしょう。元請け会社の社員は清掃の現場に来ることはなく、管理組合の理事会とか総会を担当しています。同じマンションに関わっていながらそれぞれ身分が異なりそこには一体感はありません。

 最近は人手不足がますます激しくなっています。仕事を任せられる清掃人を確保することに苦労しています。 しかし、ぼくと衝突した担当社員は社長のそうした苦労は知らず、自分の強い立場をいいことにいわばいじめにかかったのでしょう。 ↗
↘  ぼくが15歳で入社した会社は業界では大手で、将来の会社を支える人材だということで仲間として迎えられました。

 清掃パートのようなややこしい状態は今回初めて体験しました。 一つの現場をめぐって元請け、下請け、孫請けと何段階にも重なり、労働者も正社員、契約社員、パートと身分が分かれています。人間をあたかも取り換え自由の部品同様に扱うやり方が現代の風潮です。

 一日の労働を終えた農民が教会から聞こえて来た晩鐘に合わせて感謝の祈りを捧げるミレーの世界はもはや遠い夢の世界なのでしょうか。 —貴島(会長)

   年末年始はぼくにとってとても厳しい。支援団体の越冬実行委員会の炊き出しなどで助かっている。神様にもお祈りしているが、なかなか願ったようにはなならない。でも牧師から「教会から離れると恵みを受けられない」と教えられているので、通い続けたい。 —宮崎     ぼくは電子書籍の編集、出版をしている。よく売れているのは英語訳、フランス語訳、ドイツ語訳、スペイン語訳が対訳のギリシャ語聖書だ。アメリカアマゾンから直接出版しいる。インターネットのおかげで仲介業者抜きでこういうことが可能になっている。夢は助手を雇えるようになることだが、まだまだ遠い夢だ。—友澤     


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